都会でも田舎でもあり得る話-物置の解体について-

2018年11月2日解体一括見積もりサービス, 解体工事ハウツー&用語集, 解体工事Q&A

物置の解体について

 

解体工事の依頼というと、家屋やビルなど大きな建物を解体するときにするものだというイメージがあるかもしれません。たしかに私たちが街中で見かける解体工事は、建物に養生をして行われる、規模の大きいものが多いと思います。しかし実際には、それよりも小さな規模での解体工事の依頼というものもあります。それは、物置の解体工事です。

 

物置というと、庭やガレージに置いておいて、荷物を入れてあるあれですね。たしかに家屋やビルと比べると小さいものですが、かといってそのまま破棄するには大きすぎるものです。やはり物置を破棄する場合にも、解体工事が必要になってくる場合があるのです。

 

では、物置の解体工事にはどれくらいの費用がかかるものなのでしょうか。家屋など大規模なものと比べると安価に済みそうではありますが、具体的な金額となるとわからないという方が多いのではないでしょうか。そこで、あくまでも一例ではありますが、大まかな相場をご紹介したいと思います。

 

物置の解体工事にかかる金額は、まず物置のサイズによって変わってきます。今回はもっとも一般的である、スチール製の物置を例として紹介します。まずSサイズ(3辺の合計が400cm以下)の場合は、およそ1万5000円前後となります。続いてMサイズ(3辺の合計が400~500cm)の場合は1万8000~2万円、最後にLサイズ(500~600cm)だと2万~2万5000円程度となります。これらは物置のサイズだけでなく、造りや素材、置かれている場所などによっても変わってきますので、まずは解体業者に実物を見てもらって、見積もりを出してもらうようにしましょう。

 

うっかりしがちな解体工事

 

またうっかりしがちなのが、物置内のものをそのままにしてしまっているパターンです。これは家屋の解体でも同じことですが、残置物の処分も解体業者に依頼するとなると、その分だけ費用が追加になります。そのため、解体費用をできるだけ抑えておきたいと考えている場合には、自分で物置を空にしておくと良いでしょう。万が一必要なものが置きっぱなしになっていたとしても、自分で処分作業をしていれば気づくことができるというメリットもあります。どちらにせよ、物置の解体を依頼するまえには、一度物置内の物を確認しておくのが良いと思われます。

 

費用を抑える方法として、自分で物置を解体してしまうという手もあります。家屋やビルと違って、物置なら何とかなるのではないかと考える方もいらっしゃることでしょう。たしかに、小さくてスチール製の物置なら、それも可能かもしれません。しかし風化によってネジなどが錆びついている場合や基礎部分がしっかりとしている場合には、やはり解体業者のプロに依頼するほうが良いかもしれません。安全のためにも、無理はしないようにしましょう。