東京で解体工事をするときの注意点は?工費を安くするポイントをご紹介します

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東京都内で解体工事を依頼する際は他県と比較するとどうしても割高になる傾向があります。これらは職人の人件費や解体物の処理費用など、解体をする時に必ずかかる費用が東京都の場合水準が高いことが原因です。ですが、きちんと解体にかかる費用を把握できれば少しでも安く工費を抑えることも可能です。そこで今回は東京都で解体をする際に工費を抑えるポイントをご紹介いたします。

解体する時にかかる費用

解体作業にかかる費用の内大部分を占める解体費用は、坪単価に実際の坪数を掛けることで算出できます。東京都23区内で木造住宅を解体する際の費用は一坪あたり4万円〜5万円です。そのため、20坪の住宅を解体する時の解体費用はおよそ80万円〜100万円ということになります。しかし、この金額はあくまで単純な坪数だけの金額ですので、建物の立地などによっては価格が変動する場合があるので注意しましょう。

足場の設置や養生の費用

東京都内は建物が密接しているため養生は必須です。養生は解体作業中に出る騒音や粉塵を外に出さないようにするために重要な役割を果たします。特に解体現場が住宅地の場合、騒音や粉塵は近隣トラブルの原因になるので必ず行います。また、足場は安全に解体を行うために設置するのに加えて、重機が搬入できない狭い場所で解体する際に必要です。木造2階建を解体する際にかかる養生費用は10万円〜15万円が目安です。

その他の諸経費

建物を解体する時に出るガラや瓦礫は分別し、処分する必要があります。特に東京都の場合厳しい分別手引きがあり、違反した場合罰金が課せられる場合があります。解体物を処理する際の費用は工費の3~4割を占めます。また、それ以外にも重機の搬入、搬出の際にかかる費用や庭の埋め立て費用など多くの費用がかかります。特に注意すべき点は室内残置物がある場合です。これらを解体業者が処分する場合、事業廃棄物扱いになるので、個人で処分するより割高になります。

工費を安く抑えるポイント

都内で解体工事を行う時にかかる諸費用についてご紹介しました。これらの費用を合わせると一回の解体工事でおよそ100万〜300万円ほどかかる計算になりますが、解体を依頼する側としてはどうしても安く抑えたいと思う方も多いはずです。そこで、ここでは少しでも解体工事を安く抑えるためのポイントをご紹介いたします。

解体工事をする時期を選ぶ

引っ越しや旅行に繁忙期があるように解体工事にも繁忙期があります。一般的に建築業全般が忙しくなるとされている12月〜3月は避けたほうが望ましいです。この時期は公共工事が多くなる時期にあたり、特に都心では道路工事が頻繁に行われ廃棄物の輸送コストが上がります。加えて、職人の休日出勤による人件費の高騰などの影響を受けてしまいます。もし、閑散期に工事を依頼することができれば、値引き交渉や繁忙期特有の割増料金の請求を避けることができます。

安く請け負ってくれる解体業者を選ぶ

解体業者を自分で探すことがポイントです。解体業者を選ぶ際にハウスメーカーなど仲介業者を通して解体をお願いすると、仲介手数料を仲介業者に支払う必要があります。そのため、工費を安く抑えるためには直接解体業者に連絡を取り複数の解体業者から見積もりを出してもらいましょう。また、東京で解体を行う際は解体予定地と解体業者の営業所までの距離が離れすぎていないことも重要です。なぜなら人件費や解体物の処理費用と大きく関わってくるからです。解体現場から処理施設や営業所が遠い場合、往復に時間がかかることから移動費が割高になる傾向があります。そのため、解体予定現場から比較的近い解体業者に解体を依頼しましょう。また、解体作業中にトラブルが起こった場合、すぐに相談できるメリットもあります。

補助金を利用する

東京都では多くの自治体が助成金制度を設けています。各自治体ごとに条件は様々ですがこの補助金は老朽化した建物や、空き家などを対象としたものが多いです。多いところでは100万円の補助金を出す自治体もありますので、空き家の解体をお考えの方は積極的に利用することをおすすめします。これらの補助金は事前の申請が必要なので注意しましょう。また、全ての建物の解体に該当する訳ではありませんので、気になる方は地域の自治体に相談することをおすすめします。

まとめ

東京都で解体工事を行う際は坪数あたりの解体費用がどうしても高くなり、結果的に解体費用が高くなります。また、人件費や狭い立地等の東京特有の環境も関係してきます。しかし、事前にどれだけの費用がかかるのかを知っておくことで相場より安く工事を行うことも可能です。特に、東京は解体業者も多いため、様々な業者を比較検討することが工費を抑えるために特に重要です。「解体費用が高いからな」とあきらめてしまうのではなく、十分に比較検討をし価格をおさえて解体にのぞむことをおすすめします。