東京での解体工事に失敗しないためには

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解体工事をしようとなったときには、まず始めに解体工事の業者を選ばなければなりません。その際に解体工事の依頼主は何を基準に判断するのが正解なのでしょうか。
見積もりを出した際の金額、解体工事の業者の規模、必要な連絡をやりとりするときのレスポンスの早さ、担当者の第一印象や人柄、業者のホームページの内容など依頼主によって気になるポイントはさまざまでしょう。
依頼主自身の基準をすべてクリアしているとなれば、今度はその中でもどの業者が最も安いのかということに着目してさらに絞り込んでいくことになります。今回は東京で解体工事をスムーズに進めるためにはどうしたらよいかについて解説していきます。

解体工事の業者選びに失敗してしまった人のケース

解体工事は何を目的としているかというとその答えはシンプルに、最終的に対象の建築物をなにもない状態に戻すことでしょう。
残るなにかをつくり上げるのとは真逆の作業になりますから、高い品質というよりもどのくらい安く済ませられるかに注目してしまうものです。
しかし、安さだけで選んでしまうと、結果的に依頼主自身が損をしてしまうことになるだけではなく、近隣にお住まいの方々に迷惑をかけてしまう状態に発展する可能性もあります。

解体工事の業者の第一印象があまり良くない

解体工事の業者の中には、ぶっきらぼうであったり、見た目が少しこわい印象を与えてしまう担当者の方もいます。こういった担当者の方の第一印象や人当りは、その解体業者の全体を判断する要素になってきますから、立ち会った際になにか不安な面がないか、しっかりと担当者との感覚が合う業者を選ぶようにしましょう。

解体工事の業者の担当者と連絡が取りにくい

優良な解体工事の業者であれば、どれほど忙しい時期であっても、一両日中には折り返しの連絡が来るはずです。業者の事務所の電話に掛けても連絡が取れなかったり、担当者の携帯電話に連絡をしても繋がらなかったり、せっかく連絡が取れても誠実とは言えない対応をされたりする場合は本当にその業者に依頼していいのかを考え直したほうが良いかもしれません。
もし実際に解体工事を依頼することになったなら、長い期間連携を取ることになるわけですから、依頼主が安心できる業者に依頼するようにしましょう。

見積もりの内訳がわかりにくい

丁寧な業者さんであれば、解体工事の関係者以外の一般人の方でも見てわかるような見積書を提出してくれます。逆に、内訳の記載なしにトータルの金額のみを記載した業者には注意したほうが良いでしょう。
しっかりと現地での立ち会いなどをした上で出した見積もりならば、詳しい内訳が記載されているべきです。見積もりは実際の精算に関わってくるためとても重要です。少しでも疑問を感じたら、なるべく早いうちに担当者へ確認の連絡をしておきましょう。

正式な契約書を発行してくれない

解体工事の契約書は依頼主にとっても業者にとっても、なにかあったときに自分の身を守るための重要な決まりごとになってきます。契約書は解体工事に限らず、金銭が関わることであったり、正式な決めごとを交わす際には大切なことです。
解体工事に掛かる費用は決して安いとは言えない金額ですから、原則として必ず契約書を発行してもらうべきです。

解体工事の業者の中には、良くも悪くも古くからの慣習のせいなのか、信頼関係があるのだから契約書はわざわざ発行しなくても大丈夫だと考えている会社もあるようです。しかし、契約書や領収書はすべて正確に発行してほしいという意思をはっきりと事前に依頼主が伝えることによって、普段は契約書や領収書を発行しない解体工事の業者であっても、対応してくれることがあります。
これらは本来は当然に発行するべきものですから、事前に見積もり依頼のときに確認をしておきましょう。
また、解体工事がすべて終わったときに、マニフェストという書類のコピーを発行してもらえるのかどうかも確認しておくと良いでしょう。これは工事中に出た産業廃棄物の運搬や処理の過程を最終処理の段階まで記録するシステムです。これによって、廃棄物が適正に処理されたのかどうかを確認することができるので、そういったところまで気になる依頼主はマニフェストについてもしっかりと事前に確認をしておきましょう。

まとめ

東京で解体工事を依頼する際に失敗しないためポイントについてご紹介しました。とらえ方によっては、建築物をすべてまっさらな状態にするだけかもしれませんが、解体工事をすべて終えるまでに余計な追加費用を請求されてしまったり、周りの人に迷惑をかけてしまったりすることがあっては本末転倒です。
これらのポイントを気にしておけば、なにかイレギュラーなアクシデントが起きてしまったいざというときでも、依頼主がご自身で然るべき判断をくだせるはずです。安心して解体工事に臨むためにも、まず業者選びから油断せずに行うようにしましょう。