解体工事とは?
解体工事とは-東京-
実は地面の上に立っている家やビルを壊して片付けるだけが解体工事ではありません。
もちろん、そこも重要な仕事の一部なのですが、
実際には”整地”といって、そこの土地が次の用途に適するようにならす所までが解体業者の仕事です。
ですから、地面に埋まっている「基礎」を取り除く作業や、庭にある門/塀/池などを全て取り除くことも作業の一部です。
建築物解体
解体工事というと、巨大重機でがんがん壊していくイメージありますよね?
でも、実際は、建築物解体をする時には、
工事で発生した廃材のリサイクル作業を考えて、少しずつ段階に分けて取り壊していくことの方が多いです。
東京都内のように住宅密集地での解体作業は特に慎重さが必要です。
作業途中の建物がバランスを崩して倒れたりしないよう、安全に最新の注意を払い、かなり慎重に作業しているのが事実です。
なので、解体の工程も何段階にも分けられており、まるでブロックを崩していくようにパーツに分けての作業が発生しています。
外構解体
外構解体とは、エクステリアなんて呼ばれたりもしますが、住宅でいうと「庭」にあたる部分の解体工事。
車庫の位置を変えたり、庭全体のレイアウトを変えたりする時に行う作業です。
門柱/門扉_車庫などの重たくて、なかなか一般のひとでは解体が難しいものを取り壊していきます。
解体が終わったあとは外構部分も整地を行います。
ただ地上の建物を取り除くだけではなく、
地中にのこっているものもふくめて綺麗に聖地することが重要な作業です。
解体付帯作業
カーポートと呼ばれる簡単な車庫を撤去したり、樹木の伐採、根の深い植物を取り除いたり、小さな池を埋めたり、
と例をあげればきりがありません。
この細かい作業を解体付帯作業と言います。
庭周りの作業が比較的多いですが、
たとえば建物内の不用品の処分も解体付帯作業の一部として扱う場合があります。
この解体付帯作業については、業者によって範囲がかなり違うため、注意してください。
解体工事の事前準備
取り壊すことが決まったら、何からすべきなのでしょうか。
まずは必要な準備・申請・手続きを確認することからはじめましょう。
「自分の家を壊すだけだから、そんなに難しく考えなくても大丈夫!」と思ってしまいそうですが、
解体工事をするにあたって合わせて[3つの申請・手続き]が義務付けられています。
そして、それをしっかりとやらないと、罰則があるものもあるので注意が必要。
そして、これは捨てるもの、これは残すものと言ったようなところも事前の準備で決めておけると、
あとの作業がやりやすくなるので頑張りどころです。
また、そういった事前の準備や申請を行わない悪徳解体業者も少なからずまだいるという事実もしっかりと把握することで、
自分自身を守りましょう。
手続き/申請一覧
①建設リサイクル法
解体工事は「建設リサイクル法」に基づいて行われる。建設リサイクル法は、資源をリサイクルするために作られた法律。
②道路使用許可申請
工事では重機や資材運搬用の車両を使用する。
一時的に周辺の道路を使用することがあります。これは道路交通法に定められています。
③ライフラインの停止
電気・ガス・電話・水道などのライフラインは解体するものとあらゆる部分で繋がっています。
念のために事前に停止・撤去の手続きをする。
管理会社に連絡をして、建物を解体する旨と工事予定日を伝えましょう。
④引っ越し/室内清掃
引越しをするのであれば荷造り。不用品であれば処分を行います。
処分は解体業者でも請け負ってくれる所も多いので、相談してみてください。
粗大ゴミの処分は各自治体に連絡をすれば回収に来てくれます。
⑤建物滅失登記
建物がなくなったことを工事終了から1ヶ月以内に法務局に伝える必要があります。