解体現場で鉄パイプ落下 事故から学ぶ[東京・中野]
2017.7.28 解体工事の事故から学ぶこと
27日午後5時15分ごろ、東京都中野区新井のアパート解体工事現場で、鉄パイプの積み込み作業をしていた世田谷区喜多見の解体土木会社社員、早川充成さん(26)が、落ちてきた鉄パイプに当たり、頭などを強く打って搬送先の病院で死亡が確認された。
警視庁野方署によると、落下した鉄パイプは長さ約1メートル、直径5センチで、重さは約2・7キロ。早川さんは約100本の鉄パイプを束ねてクレーン車の荷台に積み込む作業をしていた。クレーンで搬送中に何らかの原因で鉄パイプが落下。早川さんは複数の鉄パイプに当たったとみられるという。
同署は関係者から当時の状況を聴くなどして原因を調べている。
<参照URL>http://www.sankei.com/affairs/news/170728/afr1707280002-n1.html
解体工事については、危険だとあらかじめわかっている現場だからこそ準備をすることでその確率を極限まで下げることが出来る。
飛行機のフライトと同じように考える必要があるのではないだろうか。
基本的には解体工事においては強風などのありとあらゆる自然災害に対して対策を講じておく必要がある。
一番基本的なところでは、今回のように落下物に対する注意は相当神経質になる必要がある。
高層から落ちてきた、鉄パイプにはなすすべが無い。
とにかく事前の準備、各人の意識の向上が絶対条件だ。
東京・六本木のマンション工事現場から落下した鉄パイプ
落下した鉄パイプが直撃し、歩道にいた新宿区の無職飯村一彦さん(77)が死亡した事故で、9~10階付近の足場の鉄パイプ1本が欠落していたことが17日、捜査関係者への取材で分かりました。この鉄パイプが落下したとみられます。
捜査関係者らによると、この鉄パイプは足場の骨組みとして使われていました。通常は金具で両端を固定していますが、付近の足場には金具だけが残されていました。警視庁は固定が不十分だった可能性があるとみて、業務上過失致死容疑で調べています。
<参照URL>http://news.line.me/issue/dcdb03b0/614c231c865a?utm_source=Facebook&utm_medium=share&utm_content=app&utm_campaign=none
落下物の固定については、相当慎重になるべきポイントのひとつ。
あまりに杜撰な管理体制だったのでは無いだろうか。
解体工事業者にとって、一番気をつけるべきポイントで、このようなミス。
そして、人の命が奪われていることに本当に悲しく、また身の引き締まる想いです。
命と危険が近い業界だからこそ、
とにかく慎重に、そして丁寧に作業を行っていく。