東京以外の解体工事のニュース
解体工事で蘇る想い出
解体工事には人間ドラマがたくさん詰まっている。
多くの人の想い出とともに建造物は存在しているからだ。
今回の解体が決まった「浜風の家」もそんな建造物のひとつ。
兵庫県芦屋市にある、施設だが解体工事が決まった。
勿論、役割が終わったと考えてポジティブに考えていきたい出来事のひとつです。
阪神大震災で親を亡くした遺児の心のケアを目的に作家の故藤本義一さんらの呼びかけで開設され、昨年12月に閉館した「浜風の家」(兵庫県芦屋市)の解体工事が18日、始まった。
浜風の家は平成11年にオープン。社会福祉法人「のぞみ会」が運営していたが、県有地の無償提供期限が今年3月で切れることから昨年12月に閉館した。県は県有地の譲渡先を公募入札。のぞみ会も参加したが、隣接地で福祉施設を運営する法人が落札し、建物の解体が決まった。
解体工事には、大工職人を目指す日本工科大学校(同県姫路市)の学生らも参加。セレモニーも行われ、藤本さんの妻でのぞみ会理事長の統(と)紀(き)子(こ)さん(83)が「建物がなくなるのは非常にむなしいが、浜風の家に込められた思いを若い世代に分かってもらえれば」と話した。
その後、建物1階の梁(はり)を学生らが手作業で外していった。建物の資材の一部は今後、実習用の教材や子供の玩具に活用するという。
解体工事が次に繋がる
今回のように歴史的にも、また個人としても想い出のある建造物が解体されるのはさみしいものです。
しかし、次に繋がる解体工事だと考えるとポジティブに捉えられるのではないでしょうか。
解体工事の後には、必ず次の物が出来上がります。
そして、そこでまた想い出が作られて行くのです。
こうした歴史的な意味のあるものは上手く残して行くことも重要ですが、
次の価値あるものに生まれかわらせるのも解体工事の大事な役目であると考えています。
解体工事の配慮で変わる
解体工事はただ壊すだけでは勿論ありません。
想い出や記憶をなるべくなら、より良い形で残したいと考えています。
見積もり一つとっても、
心がこもっているかどうか、その判断が非常に大事なのです。
あまりに高額な見積もりを出すようなところは勿論外すべきです。
だからと言って、安ければいいというわけもありません。
やはり複数者の見積もりを出してもらうのが良いでしょう。
やたらに出しても混乱しますし、3社ほどがちょうど良いのではないでしょうか。
担当者の対応も会社によって様々ですから、
その反応をみて、またフィーリングを感じて決めるというのが良いと思います。
当然の事ながら、
周りの家々などへの挨拶や配慮、その工事中の姿勢など、
いろんな面で解体業社の立ち振る舞いは目につくことになります。
その土地に今後も居るかどうかは別にして、
良い態度でいて欲しいと願うのが当然のことです。
その土地にずっと住まうつまりでも、
長年住んでいた土地を離れるにしても、
やはりそこの土地に愛着があることに変わりはありません。
建物と基礎が撤去され、
本当に解体されたんだなと、寂しい気持ちになる方が大半かもしれません。
しかし、そんな時も解体業社が親切で丁寧であれば、
いろんな配慮をしてくれます。
だからこそ、大切で重要な解体工事業者選びを徹底して行って欲しい。
そう考えています。