古民家を解体するべき時に気を付ける事。

2018年11月29日解体工事面白コンテンツ, 解体業者向けコンテンツ

古民家を解体するべき時に気を付ける事。

まず、最初に古民家とはどういった建物の事を指すのか理解しておく必要があるでしょう。

古民家としての具体的な定義は存在していません。ですが主に築50年以上の家の事を古民家と呼びます。古民家は釘などを使わない伝統的日本建築で建てられた建物もあります。

現在では280万棟の古民家が日本に存在していると言われています。

日本の古民家で使われている古材には高値で貴重なものがあります。ですが、現在はその一部が価値のあるものだと認識できずに産業廃棄物として処理されてしまうことも少なくありません。古材は高値で売却することもできることを覚えておくとよいでしょう。

デメリットとして古材の売却を視野に入れた工事を行うと、古材に傷をつけないように、大きな重機を使用した工事を行わないことや工期が長くなる、古材を運搬するための費用も掛かることを知っておきましょう。最近では使用されていない古民家を有効的に活用しようと古民家の再生ブームもあり、リノベーションしたお店や施設が多く見られるようになってきました。

古民家は古い丈夫な木材を使ってはいますが、耐震、耐熱などの条件が現代の基準には満たない場合が多いので気を付けておく必要があります。耐震に関しては耐震診断を行い、補強を施さなければいけません。条件によっては耐震工事の補助金を利用できるような自治体もあるようなので、自治体がどういう条件を適用としているのか調べておきましょう。

耐熱に関しては、古民家では主に木材が使われている為、夏は涼しく冬は暖かいですが、直接的に暑さや寒さが直結してしまいます。なので、断熱性を高めることは古民家を再生させる際にとても重要なことだと言えます。