東京で解体工事をしたい!気を付けるべきポイントは?

2020年10月2日解体一括見積もりサービス, 解体工事ハウツー&用語集, 解体工事Q&A, 解体工事面白コンテンツ, 解体業者向けコンテンツ

全国には多くの解体業者が存在しており、東京都内にもたくさんの解体業者がいます。東京で解体工事を行いたい人は、実に多くの業者から選ばなければいけないので、何を基準に選べばいいか迷ってしまう人も多いでしょう。そこで今回は、東京で解体工事を行う予定の人に向け、東京の住宅事情、よくあるトラブル、東京で解体業者を選ぶ際に気を付けるべきポイント
などをまとめました。

東京の住宅事情

人口が都市部へ集中している影響で東京には人口が密集している地域が多く、高度経済成長期にはニュータウンをはじめとしたベッドダウンに住宅が数多く建てられました。

東京の空き家問題

「空き家問題」というと田舎を思い浮かべますが、実は東京にも人が住まなくなった空き家が多く、問題になっています。たとえば、足立区などは高齢者がひとり暮らしをする木造一戸建ての古民家が多く、住民が亡くなって空き家となる事例が増えています。しかも、細い路地の住宅が入り組んだ場所に建っているため、簡単には取り壊しができずそのまま放置されることが多いです。足立区でも特に北千住界隈はそういった空き家が多いといわれています。このような空き家を放置していると、老朽化で倒壊の危険があったり、害虫や害獣の住み家になったり、ゴミが放置されたり、不法侵入や放火などの犯罪が起こる場合もあったりと、さまざま問題の火種になります。足立区や、同じく空き家の多い荒川区などは、解体費用に助成金を出したりと、空き家を減らす取り組みを進めています。

東京都内で解体工事を行う際のよくあるトラブル

東京の空き家解体中によくあるトラブルをご紹介します。

騒音、振動、粉塵

紹介した通り、東京の空き家は住宅の密集地域にあることが多いので、近隣住宅との距離が近い場合が多いです。そのため、工事中の騒音、振動、粉塵によるトラブルが起こりやすいです。木造、コンクリートなどさまざまな建物の種類がありますが、どれも取り壊す際には大きな重機やドリルを使う場合がほとんどです。そのため、どうしても騒音も大きくなります。また、建物の基礎部分や、地中部分にも重機やドリルで手を入れる場合があり、より多くの振動が地中を通って周りに伝わってしまいます。地中に舞う粉塵も家が近いと、近隣住宅の窓から入ったり、洗濯物に付着したりといったトラブルを引き起こします。

路上駐車

解体工事では建物を取り壊す重機のほか、廃棄物を運ぶトラックが必要ですが、東京には狭い路地に面した住宅が多いため、それらが道をふさぎいてしまう問題があります。そのような場合、同じ道路を使用する近隣住宅までケアをしなければいけないので、負担が大きいです。

追加料金発生などのお金のトラブル

密集地域や、路地の奥に建っている住宅の場合、大きな重機を運び入れられず、人力での解体が必要になることがあります。そのような場合、工事期間が長くなり、人件費や手間賃が通常より高くなってしまう可能性があります。見積りの段階で分かっていれば良いですが、見積りでは低い金額で出しておいて契約後に追加料金を取ってくる悪徳業者もいますので、注意が必要です。

東京で解体工事をする際はどんな業者を選べばいいか

東京で解体業者を探す際は以下のポイントを踏まえると良いでしょう。

近隣へ丁寧に挨拶回りを行ってくれるか

近隣とのトラブルが起こりやすい東京での解体工事では、事前の挨拶回りが大変重要です。挨拶回りには、近隣住民の方に工事の内容とスケジュールをお知らせし、施工主と業者の気持ちを直接お伝えする意味合いがあります。この挨拶を怠ると、少しの騒音や振動でもクレームに繋がってしまう可能性があり、最悪の場合、工事を中断せざるを得なくなります。工事が中断すると工事期間が延び、工事後のスケジュールが狂ってしまいますし、費用が追加で発生する可能性もあります。近隣への挨拶や事前説明を熱心に行ってくれる業者を選ぶことが大切です。

見積書が分かりやすいか

悪徳業者の中にはわざとシンプルな見積書にして、工事後に追加費用を請求してきたり、反対に複雑な見積書で内訳を分かりづらくして、見積をごまかしてくる業者がいます。きちんとした業者は工事が初めての方でも分かりやすいように丁寧に見積書を作ってくれるので、分かりづらい見積書を出されてきた場合は注意しましょう。

許可を持っているか

解体業を開業する際には、建設業許可、解体工事業登録などの許可が必要です。大体解体業者のホームページなどに掲載されていますが、載っていない場合は怪しいので、しっかり許可をとっているか契約前にきちんと確認しましょう。

まとめ

東京では密集地帯や路地奥での解体事例が多く、近隣とのトラブルも起きやすい傾向にあります。きちんと解体の許可を持っていて、挨拶回りを行ってくれたり、適切な見積りを出してくれたりと、安心して工事を任せられる業者を選ぶことが大切です。