東京で解体工事を行う際のポイント
解体工事を行う際には、解体工事業者を選んだり、役所へ申請書を提出したりするのをはじめ、狭い土地で作業をすることになりますから、作業場所の確保や近隣住民とのトラブルなど、配慮するべきことがたくさんあります。東京で解体工事を行う際に配慮するべきことについて解説していきます。
多くの解体業者の中からどこに依頼するか
東京都内にはたくさんの解体工事業者があります。工事に掛けられる予算や、解体工事を行う現場の地域など、業者を絞ることができる条件はあるのである程度定めることができるはずです。
解体工事業者を調べる
施主が用意している予算や解体する建築物の現場などから、ある程度解体施工業者を絞ることはできるはずです。インターネットを使って解体工事業者の口コミやHPに掲載されている情報をチェックして、しっかりと信頼できる解体施工業者を選んでいきましょう。
解体工事をするにあたって、作業に関係する車両を道路に駐車する必要がある場合などは、業者は公的機関に申請書を提出しなければなりません。特に東京都内の解体工事では、現場の付近の道路などの広さも十分ではないので、こういった申請書類が必要になるケースは多いです。こういった手配をしっかりと行ってくれるのかどうかなどを事前に確認して、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
近隣住民への配慮
人口密度が高い東京都内で解体工事をするときに出てくる問題に、解体工事を行う周辺に住んでいる方とのトラブルが挙げられます。解体工事を行うときには、どうしても騒音や粉じんなどが原因でトラブルが発生しやすいです。事前に近くにお住まいの方々へあいさつ回りを行ったり、解体工事の内容について記載されたビラを配布したりすることによって、工事が始まる前に円滑な関係が築けるように心がけましょう。
東京都内で解体工事を行う際の注意点
東京都内で解体工事を行う際の注意点は工事後にもあります。東京都内ではごみや廃棄物の分別に厳しいところが多いです。解体工事を行ったあとは大量の廃材が出ますから、そういったところをしっかりと対応することが必要になってきます。
細かい廃材を撤去して整地を行う
一通りの解体工事を終えることができたら細かい廃材を片付けて整地作業を行います。解体工事の作業過程の中には、重機を使った作業があります。重機を使った解体工事を行うと、細かい木くずやコンクリートのくずなどが大量に出てしまいます。そういった廃材をこまかいところまで撤去することで、きれいな状況をつくりあげていくことが重要です。
場合によっては重機を使って掘り起こさなければいけないケースもありますし、さらに細かい木くずやコンクリートは機械を使わずに手作業できれいにしなければなりません。そして、こういった片付けが一通り終わったら整地を行って土地をきれいな状態に仕上げていきます。
現場の清掃を行う
細かいごみを撤去したり整地を終えることができたら、最後に解体工事を行った現場を清掃してきれいにしていきましょう。清掃の際には水を使うことが多いので、この時点までは水道を解約していように手配しておきましょう。
施主が解体工事からこういった指示を受けた場合には、水道を解約する日程を調整しましょう。こうして清掃まで終えて現場をきれいな状態にすることができたら、解体工事が完了したことになります。
解体工事が終わったら
解体工事が終わったあとにやるべきことについて確認していきます。解体工事は建築物や家屋を取り壊したら終わりというわけではありません。解体工事のあとに行うべきことや手続きまですべて終えたら解体工事が本当に完了したことになります。解体工事業者がやることも、施主が行うべきこともありますから、一通り把握しておいたほうがよいでしょう。
産業廃棄物を搬出する
解体工事のあとには、まずは産業廃棄物の処理を行うことになります。重機で解体する作業が終えると、細かい木のくずやコンクリートのごみなど、さまざまな廃材や廃棄物がでてきます。それらを地域の決まりに従って分別をし、種類ごとにまとめて処理場へ運びます。このときに、リサイクルの資源となる廃棄物と、処分をする廃棄物に分けて処理を行うことになります。
リサイクルの資源に関しては、解体業者が買い取るというケースもあります。無償で引き取ってくれることも追加費用が発生することもありますので、施主としてもしっかりと確認しておいたほうがよいでしょう。
周辺の道路を清掃する
解体工事を行った現場だけではなく、周辺の道路も清掃していきます。東京都内では狭い道路が多いですから、このときに作業員は通行人や通行車両と接触しないように十分に注意しましょう。産業廃棄物の処理と同時期に周辺作業も行えば、作業工程を円滑に進めることができるでしょう。
近隣住民へ工事完了のあいさつをする
解体工事を始める際には近くにお住いの方々へのあいさつをすることが一般的ですが、解体工事が終わったら、工事完了のあいさつを怠らないようにしましょう。せっかく無事に解体工事を終えることができても、中には最後にあいさつがなかったことに不満を抱く住民の方もいるかもしれません。
施主としては、できるだけ早くあいさつに行っておくことで、なにかトラブルがあった場合に解体工事業者に相談しやすくなります。トラブルやクレームがなければ、工事にご協力いただけたことへのお礼を伝えましょう。近くにお住まいの方々からのご理解がなければ解体工事を行うことはできませんから、しっかりと感謝の気持ちを伝えることが大切です。
まとめ
東京都内での解体工事を行う際のポイントについは以上になります。地域の住民への配慮や、工事後にも気を付ける点がいろいろとありますので、注意しながら解体工事を無事に完遂させてください。